"David Robert Jones"と書いてあって、うーん、誰だったかなとしばし考えて、あれ、ボウイじゃねえのと気づく月曜に向かう日曜の晩。
アナログ盤売っちゃったのでリマスタ盤CD買い直した。よくよく考えるとフリクションは時期によって音作りも編成もスタイルも違うなと。次はある?もうない?
これ、リマスターが出て本当によかったアルバムだと思う。暗闇に鳴る。
Chairs Missing、持っていた筈なのに見つからない。なぜだろう。仕方ないので154に飛ぶ。
ブランクはあれど活動40年超でなお新作発表のニュースを見ると嬉しくなる。
ミハイル・カローリは既に亡くなっているがダモ鈴木バンドで観る事が出来たからよかったものの、とうとうヤキ・リーベツァイトがドラムを叩いているところを生で観る機会は永遠に来ない事となった。年齢的には大往生といってもいいのかもしれないなと思いつつやっぱり好きなプレイヤーには元気でいて欲しい。
ファーストの曲をモジュラーシンセ被せ?でリミックスしたり作り直したり、らしい。ダニエル・ミラーとクリス・カーター参加ってだけで期待大。(まだ一曲目)
新作出ていたの気づかなかったのでもう1枚出ていたのと併せてポチ。前作の延長っぽい。キャブスの影から逃れられない・・・?
何故ワールドミュージックに向かった事に違和感を感じたかというと割と熱心なYMOリスナーだったこともあるかもしれない(リアルタイムなYMO体験は浮気なぼくらからなので熱心といってよいのかはわからないけど)
未来派野郎は王道過ぎるくらいポストYMOと捉えていた事が後の(表面的な)変節に映ったのも無理はないかなと。要は周りが見えてなかったのだ。それは今もそうなのかもしれない。
なんだろうな。ほぼ同時期にリリースされたomni sight seeingにおける細野晴臣のワールドミュージック(死語)へのアプローチは割と共感するのだけど坂本龍一のそれには何か引っかかるものがある。彼自身の中から湧く旋律に心動かされるのは確かなのだが。
New Wave/Alternative Music(オルタナティヴロックではない)を多感な高校生の頃に遅れて聴き始めたのが災いしてロックに必要なのはテクニックではなくパクりでないオリジナルな発想だという大きな誤解をしたまま大人になってしまったこともあり、社会人になってからようやくまともに聴いた電化マイルスの第一印象は
On the corner→ポップグループの源流のひとつ
Get up with it→ディスヒートのファースト
In a silent way→ノイ!やワイヤー(DRILL)
という短絡なもので、実はいまだにBitches Brewは何が何だかわかってない。
近藤等則がエレクトリックでやろうとしていたのがまさに電化マイルスだったというのも納得だったり。
とりとめもない文面になってしまうのはHe loved him madlyが不穏かつ悲痛な空気を湛えたまま何処からともなくやってきて何処かわからないところへ消え去っていくのと無関係ではない気がする。
電化としてはこれが初めてだったんでしたっけ。アグレッシブさ加減を堪能したい時は断然フィルモアを聴くんだけどプロセスミュージックという概念を強く意識させてくれるこのアルバムが実は一番好きだったりする。好き勝手なこというとクラウス・ディンガーは影響受けてると思う。本人に訊ねた事ないから知らないけど。