ゼロ・コーポレーションの異端でお馴染み(?)、フィンランドの英雄にしてサイケハードロックトリオの最終作。少しキャラがDizzy Mizz Lizzyと被る感もありつつ、よりこっちの方がディープかな。DMLが90年代ビートルズ派だとしたらこっちはジミヘン、みたいな。格好良いです。
実は青葉市子の音源はそんなに持っていない。一度でもライヴを観てしまえばたちまち色あせてしまうから。
これは盤ではなくOTOTOYのハイレゾ配信。優れたライヴの優れた録音ならライヴそのものじゃなくても生で聴いているときのようなときめきが生まれるだろうか?と思って買ってみた。
しかしハイレゾは容量が大きいのでiPodで聴くのは色々音源を整理しないと難しい。
今はまだ頭の中で想像の素晴らしいライヴが鳴っているだけにとどまっている。
でももうこのまま鳴らさなくてもいいかもしれない。
素晴らしい歌が演奏が、0と1の配列という形でこの手の中に存在している。
その事だけでもう記憶の中の音を再生できるので。
ようやく届いたamazon echo、deepchordのシャッフル再生マシンとして重宝している。あと冷凍うどんを茹でる時のタイマー。『alexa.deepchordをかけて』というとwitch houseのdeepchordという曲を再生してくれるのに『witch houseの曲をかけて』というと曲が見つかりませんと応答したりと変わった子です(擬人化)
現役時代の音源はめちゃめちゃ好きだったんですが、再結成後ってどうなんかなあと思いつつ最新作を聴いたんですけど最高じゃないですか。バンドの根にあるサイケ感が今様にアップデートされたことで殆どアネクドテンみたいな感覚で聴けます。今更だけどスティーブ・モーズいいなあ。ちょっと本腰入れてチェックしてみたくなりました。
『北池袋のアネクドテン』こと曇ヶ原の最新シングル、と言いつつライブ音源など加えて39分ほどあるお得盤。プログレッシヴ・ロックへの愛とアングラ・フォークへの信心をストレートに打ち出しており大変格好良いです。ライブ音源がまたド迫力。
元LÄ-PPISCHの上田現の91年リリース1stソロアルバム
元ちとせをプロデュースしデビューシングル「ワダツミの木」を手がけた人でもあります。
“コリアンドル”がとにかく名曲すぎて
https://www.youtube.com/watch?v=VFTYqXkjiZI
大阪のハードコアバンドFIVE NO RISKのヴォーカル柳本鉄平くんが歌モノの曲を歌った時の声質ととても似ててねぇ。。。
彼にいつかカヴァーしてもらいたいです。
それにしても上田現さんの言葉の選び方って抜群で、カラオケ行った時によく“コリアンドル”を歌うんですけども
グっとくるんですよね。
一見意味がよく分からない歌詞ですがなんとなくそうか!そういうことかー!みたいな
酔っぱらってカラオケで歌うと感情移入しすぎてディギディギダンのとこ歌い忘れますねぇ。
とにかく素晴らしいアルバムです。
JAGATARAの江戸アケミばりに心の奥底まで入ってくる歌の力に震えるし奮わされます。
是非お聴きくださいませ。
邦題「二重人格」
90年にロンドンで結成されたCURVEの92年リリースの名盤1stアルバム
初めて聴いたのがNHK-FMのロック名鑑だったか何だか番組タイトルはうろ覚えですがシューゲイザー特集の中で
CURVEの名曲“HORROR HEAD”が流れた時で、何やこれわぁ~ッ!!
何て高揚感と泣きとカタルシス同時に得れるんや~!
うっうわーーーー!!!!
と夜中に滾ったよねぇ。
シューゲイザーは音楽ジャンルではなくムーヴメントだと思うのですが、そこから時代を経てネオシューゲイズなんてサブジャンルが産まれたり
デスメタルやブラックメタルがシューゲイザー的アプローチに勤しんだり(所謂Blackgazeと呼称されるアレ)
していくところを考えるとジャンルではないのは確かだが手法の一つとして後世に多大な爪痕を残したのは間違いない。
話が縒れましたがCURVEのナニが素晴らしいて沢山あるんですけどヴィジュアルと音楽が最高水準で合致しているトコなんですねぇハイ。
一言で申し上げますと
妖艶
いいですねぇ妖艶
妖しくて艶やか
つまりセクシィーなんですね。
ごっさエロい。
これ大切なことなんですよ。一番多感で音楽を聴く耳が形成される中二の男子諸君がナニから音楽に入っていくか?
ヴィジュアルですよ。
これが音もヴィジュアルもごっさエロかったら想像力を掻き立てられて
下ネタに移行しそうなので閑話休題。
CURVEのオフィシャルBandcampにレアな音源なども一斉にアップされてますのでデジタルアルバムの購入もお安いので是非に。
いつもね名曲“HORROR HEAD”の2:09辺りから何故だかdrillmanを思い出して泣きそうになりますねぇ。
家で一人で気絶するまで呑んでる時なんかにこの「二重人格」聴いてると効きがスゴイんです。
そん時は泣きそうではなく普通に泣いてますねぇ。
中古CDがめっちゃ安く売られていたりするので持ってへん方は見つけたら即買いの方向で!
何卒よろしくお願いしときます~。
Bandcamp: https://curve.bandcamp.com/
全然知らんかったので tobacco と BMSR のことをネットで調べてたら「メンバー:ヴォーカル/煙草」て出て来て、最近のグーグルの翻訳し過ぎで始めて、いい感じで笑った。
友達が結婚式の入場曲にSinking Slowlyを使ったんで色んな意味でまじか!てなった。
(水に沈んで死んでいく曲です)
僕はカラオケが本当に嫌いで飲みの席の2次会とかで誘われても自分だけは絶対に行かないというスタンスを貫き続けているんですけど(まぁ最近はそういう感じの集まりもめっきり少なくなってしまいましたが・・・)、本当に嫌いとか言いつつも年一、二単位で無性に大声で歌いたくなる時があって、そんな時はひとりでカラオケ入っては小一時間ほど同じ曲だけを歌えるだけ歌って出てくって事をしたりするんですけど、まさに今日はそんな日だったので、ひとりでカラオケ入って小一時間ほど大好きなこの曲だけを歌えるだけ歌ってきました。たとえ齢35のいい歳したおっさんであってもたとえ希望の光がなかったとしても幸せだって叫んでほしいし叫びたい日もある。
ディヴァインコメディの7作目。
晴れた日に洗濯物を干したり紅茶を啜ったりトーストを焼いて食べたりしながら聴くと優雅な気分が味わえるそんな一枚。
実質バンドと言うよりニール・ハノンのソロプロジェクトとなっている為、徹頭徹尾彼の美学が貫かれております。
曲のヴァラエティの豊かさに加えニール・ハノンのヴォーカルの巧さで最後まで一気に聴かせる素晴らしいアルバム。
特に1曲目から3曲目までの流れは完璧です。
3曲目“Perfect Lovesong”を聴きながら街を歩くと思わず口ずさんでしまい、挙げ句の果てには見知らぬ人とハイタッチしたり踊りたくなってしまう衝動を抑えること必至!
ものすごく作り込まれた音楽ですが人間味溢れていて人の人生を覗き込んでいるような気持ちになったり、さらには自分に同化させて英国紳士の気分になれます。
めっちゃ適当なこと言いましたが何しか素晴らしいアルバムです。