kouen

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世の中名盤だらけで聴ききれないですよ

Reviews (24)

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己龍 / 百鬼夜行
2020年はなぜか己龍で幕を開けた。和、ヴィジュアル系、メタルと聞いて思い浮かぶようなサウンドがそのまま出てくる。
Dragon Guardian / 聖魔剣ヴァルキュリアス
アニソンっぽさとメロスピの気持ちよさが高い位置で噛み合った大名盤。疾走に次ぐ疾走で自然と笑顔になってくる。タイトル曲はプログレメタル的アプローチもあってお腹いっぱい。そしてヒロインの相棒ベル(CV:青葉りんご)がカワイイ。
ポルノグラフィティ / foo?
初めて彼らのオリジナルアルバムを聴いたら、その多芸さに驚かされた。のっけからラップを仕込んできたり、馴染みのシングル曲も新鮮な、でも元のイメージも損なわないアレンジが施してあり面白い。特に惹かれたのは「愛なき…」で、比較的ローテンポな曲なのにいきなりギターがギャンギャン鳴らされて一気に心を掴まれ、メロディも非常に良い。やっぱりシングルだけ聴いていても全容は全然掴ませてくれないな、と思った。
[Alexandros] / ALXD
某CD屋で彼らのCDがパンクコーナーに置かれており、好きな曲がワタリドリくらいしかなかった私は「え?ドロスってパンクバンドなの?」と思ってアルバムを聴いたわけだが、確かにパンクに分類されるのもわかる気がする。サウンド面、とりわけアルバム曲はそういう激しさを持っているし、割と歌詞、精神面にもそういう部分が見られるのも驚いた。まあ、あんまりパンク聴かないんですけどね。あと「Dog 3」が間奏がほぼメタルで笑いました。結構好きなアルバムかな。
GLIM SPANKY / LOOKING FOR THE MAGIC
方法論というか見せ方としては昔からずっと行われてきたというか、オールドスクールなロックなのだと思うのだけれど、全然古くなくてこれが2018年のロックンロールかあ、とそのカッコよさに魅せられる一枚。アルバム単位で見ると2曲目まではイントロのようで、3曲目のTV Showから一気にエンジンがかかって来る。「愚か者たち」をはじめとしたシングル群もあまりに強力。
SIBERIAN NEWSPAPER / Comical Salute
素晴らしき作業用BGMになってくれるアルバム。イージーリスニング的でありながら音の多さにニヤリとする。ディジリドゥやパーカッションの心地よさも非常に良いが、弦楽器軍団どうなってんのこれ。かるーい感じですごい演奏をしている気がする。
うしろ前さかさ族 / うしろ前さかさ族のダークネス・アファメーション
まさに混沌。プログレで、ハードコアで、メタルっぽくもある。最初のテーマ曲からもう怖いし、歌詞も滅茶苦茶だし、Instrumentalなのに歌うし、インプロでも歌うし、脳が追いつかない10曲30分弱。パワープログレ/フリーフォームパンクバンドを自称するに相応しい出来になっている。ドゥームメタルのようなサウンドに絶叫が乗った「チャーチベル」が好きなんですが、その次の、メロディーは確かに校歌だけど歌詞は最悪な「陰口専門学校校歌」に全部持って行かれる。陰口専門学校、通いたくねえ……
Ground Zero / Consume Red
永遠に続くかのように思われるノイズアンサンブル。「ペウーー」とでも表現すればいいのか、韓国の民族楽器胡笛の音が徹頭徹尾サンプリングされ、そこに三味線やドラムがゆっくりと乗せられ、ワンパターンな音の反復がだんだん音を増やしながら迫ってくる。言うなれば、アヴァンギャルドなボレロみたいなもの(雑)
30分過ぎたあたりからかなりグッと引き込まれる。ノイズの一つの行き着く先だったのかもしれませんね。
Sigur Rós / Takk...
音の天国。圧倒的な音の膜。7曲目の大曲を聴いたとき、その荘厳さに「え?これが最後の曲じゃないの?」と思ったものだが、8,9,10とその雄大さはさらに増していき、見事なフィナーレを迎える。快感なアルバムですね。
Rovo / PYRAMID
クライマックスの音の嵐は驚異的で、勝井祐二の高速バイオリンや、ダブルドラマーで奏でられるテンションの上がるドラミングなど最後の数分は聴きどころ満載だが、17分ごろまでのほとんど曲が展開しない部分の心地よさもなかなかのもので、コーラスを交えながらゆったりと紡がれる、ある意味ROVOっぽくない前半も魅力的。
AL / NOW PLAYING
正直聴くまではandymoriと何が違うんだと思っていた。だってボーカルが一人加わった以外には初期のandymoriまんまなのだから。しかしその一人の存在と時の流れがandymoriとは違うサウンドを生み出すようになっていた。大きな違いとしては音の棘がほとんどなくなっている。ちょっと寂しい。そしてコーラスがマシマシになっている。私はこの変化は気に入った。「ドリーマー」なんかはコーラスがガンガンに使われており、それでいて歌詞の切れ味は残っているからこれはこれでかなり気持ちいい。AL、案外ありだな。
Jan Akkerman / Focus In Time
オランダの誇る名プログレバンドFOCUSの元ギタリストがそのバンド名をタイトルに入れてリリースしたソロアルバム……だけど別にそこまでFOCUS感が強いわけではない。フュージョン要素のある曲とクラシック要素のある曲とが割とはっきり分かれてる印象で、一聴するととっ散らかってるっぽいが、どちらにしろギター引き倒しなことは変わりない。たまにハードロックっぽいプレイも交じって来るのも気持ちいい。13~14の流れがとても優しく美しいので終わりよければすべてよし感はある。
Kobaryo / Candy Speed Pops
凶暴性とキュートさは両立し得るということをこのアルバムは教えてくれる。多数のアレンジャーや女性ボーカルを招いて、どポップな高速ハードコアテクノで頭を殴ってくるめちゃくちゃ楽しいJ-Coreアルバム。憂鬱を吹き飛ばしてくれる。最後のトラックの美しさもまたいいんですよ。
µ-Ziq / In Pine Effect
気になっていたアルバムを東京で見つけたのでやっと聴けた。圧倒的没入感。暗めの浮遊感のあるテクノサウンド主体なのだが、たまに顔をのぞかせるドラムンベース、あるいはジャズ的なサウンドで脳を攻撃してくる。たまらない。テクノにしてはやや一曲一曲が長めの印象で、アルバム自体もかなり長いのでその辺も浸れるポイントだろうか。
星野みちる / E・I・E・N VOYAGE
tr.8から最後までの流れが美しい。歌謡曲に振り切った印象で、まさに隙なし。裏ポップスの女王と勝手に呼ぶことにする。
星野みちる / You Love Me
渋谷系だったり、ウォールオブサウンドだったり、モータウンだったり、ポップスの歴史を概観するかのようなスイートな歌謡の嵐。疲れた頭にちょうどいい。
Mono & World's End Girlfriend / Palmless Prayer / Mass Murder Refrain
夜明けといえばこれ。永遠に続くかのような暗いゆったりとしたポストロック的アンサンブルの果てに、明るい光が射すような美しさがある。5曲目は希望。
寝るときによく聞くけどしばしば最後まで起きて聴いてしまう。今もそう。
NEWS / EPCOTIA
ジャニーズアイドルのコンセプト性に走りまくったアルバム第二弾。今回は宇宙旅行がテーマということで、このアルバムは機内音楽という体らしい。つかみがど派手だったから、派手目の曲が続くのかと思ったら意外にそうでもなく、でもクライマックスの盛り上げ方は流石といったところ。17曲目で終わりっぽいのにナレーション入れてもう一曲終わりっぽいを入れるのが面白い。しかし相変わらずソロ曲はディスク分けないのね。もったいない。
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