bombknee

bombknee

<IT土方(レスザンITどかた)

(invited from mgng)

Reviews (1991)

Ry Cooder / Paris, Texas
映画を観たことがないのにサントラを聴いている、って結構ないですかね。ライ・クーダーの関わった作品は少しずつ時間をかけて聴いていきたいと思っているのにどうしてもこれの次に進むことが出来ない。この一枚が豊穣なのでずっとこれを噛みしめたいと思ってしまうのだ。
Minilogue / Blomma
今年1月にKORGの新作アナログポリシンセminilogueが発売されるまで存在すら知らなかったのだが開発陣へのインタビューで、このユニットから名称の使用許諾を取ってネーミングしたという話を読んで聴いてみた。ジャムセッションによってトラックをまとめているのか長尺が多い。風が緩やかに流れるように曲が進行していくので広大な公園の原っぱでレジャーシートを広げて寝そべりながらこれをBluetoothスピーカーで流してみたい。
CONVEX LEVEL / CL5
雨が降っている。今からあいつに別れを言いに行く。誰かとの予期しない別れの時にはこれを聴く。あいつとの別れの時にBefore the Rainを聴く。BeforeじゃなくてNowだけど。

先行シングルBefore the Rain発表当時に聴きながら、その二ヶ月前に早逝したレイ・ハラカミの事を考えていた。以来、この曲を聴くたびにレイ・ハラカミを思い出し、レイ・ハラカミのRiverを聴くたびに鴨川の河川敷を歩く自分を夢想する。
GAUZE / 面を洗って出直して来い
電車の中で身体を高速かつ小刻みに揺らしている人はたいがいガーゼを聴いてる(想像
GAUZE / 限界は何処だ
今日のカンフル。山深雪未溶からS.O.B.と一緒にイギリスをツアーしたときの1989年ライブ音源までノンストップで走り抜ける。
CONVEX LEVEL / New Moon 1st Contact
What's going onをライブで初めて聴いたのが2008年1月のアースダム企画で、全開のハンマービートに胸が熱くなったのを覚えている。その1年後にフルレンスアルバムが発表されるなんて思いもよらなかった。
Kraftwerk / Autobahn
ボックス盤に入ったリマスタ盤を聴いているのでジャケットはこちらが正解なんだけどLP発表時のジャケットがやっぱりいいな
The Damned / Damned Damned Damned
2007年に発売された30th Anniversary Expanded Editionっていうリマスタ盤を聴いてるんだけど自分が初めて聴いたStiffから1986年に発売されたMusic For Pleasureとのカップリングの頃と全然音のショボさが変わってなくて逆の意味で凄い。ニック・ロウだろうがニック・メイスンだろうが彼らの持ち味を引き出していたかというとそんなことはない気がする。個人的にダムドが面白くなるのはマシンガンエチケットの頃からで、それはひょっとするとブライアン・ジェームスよりキャプテンのソングライティングのほうが性に合ってるってことなのだろう。
Electro Hippies / The Only Good Punk
Concrete SoxとかHeresyと同時期に活動していたハードコアトリオ。Peacevilleから発売されたスタジオ盤LPとライブアルバムを1枚のCDにまとめた盤。LPのタイトルが"The Only Good Punk... ...Is A Dead One"だったのになんで後半カットしちゃったのかなあ。
COALTAR OF THE DEEPERS / Sinking Slowly
プリンスがシンディ・ローパーの"She's so unusual"に曲を提供していたのを思い出し図書館で借りて聴いていたらなんとこのシングルに収録されている"When You Were Mine"で、ディーパーズがやっていたのがカバーだったということに今更気づいてしまった。同名異曲だと思ってた。あとでプリンスの原曲も聴く。
Moritz von Oswald/Nils Petter Molvaer / 1/1
80年代以降のジャーマンエレクロニクスを代表するMoriz von OswaldとNils Peter Molvaerなるトランペッターとの共作。電子音の抑制された、絶妙な間とミュート音との相性がすこぶる良い。
Gang Of Four / Solid Gold
B級パンクそのまんまのファーストから突然変異に成功したといえるセカンド。当時のギタリストではキースレヴィンかアンディ・ギルかといった感じで(当人たちはそれほど意識してなかったろうけど)競い合うようにギターの可能性を拡げていったと思う。ウェザオールがMBVのリミックスにWhat We All Wantのイントロを露骨にサンプリングしていたな。ドキュメンタリー「Urgh! A Music War」のサントラに収録されている"He'd send in the army"ライブ演奏がすごくかっこいいんでそちらも参照されたし。
Dead Kennedys / Plastic Surgery Disasters / In God We Trust, Inc.
人を小バカにしているようなビアフラのボーカルスタイルが好き。
竹村延和 / Songbook
心がささくれ立った時に聴く深呼吸するための一枚。アキツユコさんが歌う「魔法のひろば」が特に素晴らしい。家にあるのがUS盤だからなのか英訳詞で収録されているのだがシングルは日本語で歌われていてそちらがもっと素晴らしい。
The Clash / Cut The Crap
どういう理由なのかリマスタ盤発表のたびにこれだけ外されている不遇なアルバム。ショボいドラムマシンやホーン、エレピの使い方やスクラッチがクラッシュらしくない?今にして思うとむしろクラッシュらしい。
bloodthirsty butchers / I'm Standing Nowhere
オマエガダイキライダを聴くと湧く活力について考えること20年余。日本のロックリスナーに何故これが受け入れられなかったのか未だに答えが出せない。

loading