中学生のときラジオ関東の全米トップ40でやっていたリクエスト特集で初めて「ラジオスターの悲劇」のイントロを聴いた時の衝撃。
楽曲的な目新しさが全くないのに制御不能なギターアンプから発せられるフィードバックノイズを被せただけでロックのフォーマットを更新してしまった一枚。ソニック・ユースのEVOLのインナースリーヴに名前が刻まれていて彼等も少し気にしていた事を窺わせる。
アナログだと片面2曲ずつ?の二枚組で繰り広げられる地獄絵図。いわゆる人間の醜悪さだけをひたすら繰り返すスワンズの表現は多分ここがピークなのだったろう。この後どんどん日和っていってビル・ラズウェルプロデュースのthe burning worldで一旦マイケル・ジラは自分のスワンズとしての役割を終える事になる。さながらパンゲア、アガルタをリリースして沈黙したマイルスのように。
この世の地獄をロックで表現できる数少ないバンドのセカンド。拷問のような単調さをロリ・モシマンのエンジニアリングでカバーしてるのだろうと思っていたら実際そうではないことを後のライブブートレグで披露することになる
ひたすら美しいXtalを出すためだけに作られたアルバム(想像)
1986年に活動再開したワイヤーの(活動再開後の)2作目。この時期は初期によく形容されたひねくれポップというよりはコリン・ニューマン色を裏からブルース・ギルバートが壊す感じだった気がする。この年に初来日を果たしインクスティック芝浦で観たがこの日本盤CDにボーナストラックでも収録されているDrillのライブがとにかく圧巻だった。活動停止前の曲を一曲もやらなかったところも「伝説のパンク/ニューウェーブ」を再現するのでなく好感が持てたのが今も聴き続けている一因かもしれない。
「おっかねぇ 人生ワッハッハのライバッハ」知ってる人は40代後半以上に違いない
これが出た年に観たライブで無謀にもオールスタンディングの最前列を陣取ってしまい、始まった途端に背後に群れを成す大量の観客から物凄い圧力を受け堪えきれず4曲目に柵超えして戦線離脱。目の前2メートルくらいの場所でトム・アラヤが頭を振っているのに柵を押さえる屈強そうな黒人ボディガードの腕の太さの方が記憶に残っている。このアルバムを聴くたびにそういったことを思い出す。
季節限定モノですな。そういえば新譜がまた出たような
This Heatはこの方々に教えて貰ったようなものです、はい。そんな世代。
結構古くからカセットテープで出回っていたブート。後にCDでも。初めて聴いたHealth and Efficiencyが物凄くカッコよくて感動してるのに曲の途中でフェイドアウトしておりモヤモヤも募る
ワイヤーのカバー集。これも良い面々。ゴッドフレッシュやリー・ラナルド、MBV、ラッシュ、ファッジ・トンネルなど各自持ち味を活かしたカバーを収録。PiL〜ministryのMartin Atkinsがspasm名義で最高に気味の悪い12XUを聴かせてくれる。ワイヤーは愛されてるな
ニック・ケイヴ、ソニック・ユースとダイナソーJr.が参加しているからと聴いたら名カバー揃いで色々聴くバンドが広がっていった。ニール・ヤング入門としても最適
ニール・ヤングのカバーだけを何回も繰り返し聴いて他の曲をほとんど覚えてない
ジャケの不気味さ。邦盤タイトルは『リーダーにつづけ!』
ちなみに1st は『黒色革命』
高校生の時に地元の図書館で借りた。いわゆるメタリックな歪みとリフなのにヘヴィメタルと全く違う印象を受けた。大学に入って最初にスラッシュメタル好きと仲良くなったきっかけはメタリカがカバーしたこのアルバム収録のthe waitだったりする。一方ミニストリーやNINの先駆者みたいな書かれ方は少し違う気もする