Reviews (8321)

Flying Lotus / You're Dead!
アルバム通して聴くことほとんどないんですが、仕事終わってボーッと聴くこと多いです。激しく感情を揺さぶったりしないけど、感情よりも深い場所がハードディスクみたいにコトコト動くかんじ。
Various Artists / Fine Time ~A Tribute to NEW WAVE [Disc 1]
「Video Killed The Radio Star」のカバーは数あれど、convex levelのカバーが群を抜いて好きなのは、原曲に忠実ながら凄く遠くに行ってるところ。原曲の持つ「悲しいけれど明るく振る舞おうとする時の笑顔」みたいなポップさが、見事にモノトーンになってる。行ったことないけどイギリスの冬の空のイメージ。
Caetano Veloso / Cê
カエターノさんが考える「ロック」がtr.3だとしたら、ロックとはかなりたちの悪いもの。こんなんほとんどジャーマンロックやん。とくに反論はできません。その他にも色々たちの悪いお楽しみアルバム。
CONVEX LEVEL / Universe Is A Frog As Itself
「Stop」ばかり聴いてた時期があるくらい大好き。
My Bloody Valentine / Loveless
シューゲってよく晴れた日に、という人多いんですが個人的には雨の日に何だか聞きたくなります。
Come I Aloneとかそんなイメージ強いです。
The Buggles / The Age Of Plastic
「ラジオスターの悲劇」作曲者の1人、ブルース・ウーリーは初期バグルスに参加していたものの自分のバンド、カメラクラブを結成する為に辞めてしまう、というところまでは知っていたがそちらの名義での曲を今まで聴いたことがなかったので聴いたみた。

https://youtu.be/1HLwljnmzR8

バグルス版がドラマチックな展開をみせるのに対しこちらはかなりアッサリした印象。
ところでカメラクラブのキーボーディストはトーマス・ドルビーだったらしい。全然知らなかった…
Radiohead / Kida A
Idiotequeのジリジリ感覚のPVの衝撃
iLL / ROCK ALBUM
タイトルに合ってないだのボロクソ当時言われてたけど、どういう形であれそうと言ったらそうなんじゃないの、と思わせられた凄くナカコーらしい一枚。
ホントこの人の影響は今でも残ってるなぁとなります。
Rainy Day / Rainy Day
現Mazzy Star の David Roback が仕掛けたペイズリー・アンダーグラウンド・シーンのコンピ。もやもやキラキラ。Suzanna Hoffs が歌うディランほかのカバー曲。ディランはカバーで聴くとすごくグッとくるのにオリジナルはなぜか苦手だ。
Dan Hicks And His Hot Licks / Striking It Rich!
この数年ほど「疲れたら小音量でDan Hicks」を心がけております。ハイレゾとか必要なし。なんならモノラルでも構わん。ぱっと聴いて気づきにくいけど、リズムが細かく作りこまれてるから、なんとなく耳に流し込んでるうちに自分の脈動がシャッフルしてるように錯覚する。
CONVEX LEVEL / Universe Is A Frog As Itself
1996年作。今は2016年。つまり20年前の作品……とは思えないシャープさとエモさが波打つ感覚。ナウなヤングにこそ聴いて頂きたいところ。
Extruders / 8 Queens
スカスカに聴こえながら実に多彩な音がこれでもかというくらい詰め込まれている。演奏とアレンジと録音技術とミキシングが一体になる魔術を見せられている思いだ
D'Angelo / Voodoo
彼は最初から最後まで、何かヤバいことについて歌っている
João Gilberto / João Voz E Violão
「音は、終局的に静寂には克つことができない」

芥川寸志『音楽の基礎』

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