南米人のふりをしたヨーロッパ人が黒人だか白人だか分からない人のダンスミュージックをラテンのフォーマットでカヴァーしている。
誰かに勧める気が1ミリも起きないどころか、聴いていることを知られるのも嫌だ。なんでこんなの聴いちゃうんだろう恥ずかしいと思いながら何度も聴いている。
最近、田島貴男が歌う愛のテーマばかり繰り返し聴いている。哀しいいい男になった気分になれる。気分だけ。
渋谷の靴屋でこれがかかってて、店員さんに「何てバンドですか?」と聞いたら「僕の友達のバンドでsmorgasというバンドだよ」と教えてくれた。東京ってすごいと思った。もう15年くらい前。
YESは結局こればかり聴いてしまう。もともとそんなに詳しくないからってのもあるけど。
「和田アキ子を1枚だけ聴くならどれ?」と聞かれたらこれを勧めますが、今のところそういうことを聞かれたことはない。
これでいいのだとイワンのばかが好き。当時自分は中学生で、これでいいのだをリピート再生しながら特攻の拓をリピート読書していた。今では目から耳から情報過多でそんなこととてもできないと思う。
捨て曲がなくジャケも完璧の100点満点ということで、無人島に持っていく1枚候補としてマッシヴアタックのメザニーンなんかと一緒に自分の中に君臨している。小室ファミリーとして一世を風靡した人が「B-GIRLの憧れ」として次の時代まで見事生き残ったという感じで、この時期のアルバムはどれも格好いいけどやっぱりPLAYがいちばん好きです。
気まぐれでiPodに入れて放置してあったのを沖縄出張の時に聴いたらめちゃくちゃ良くて、滞在中にこればっかりリピートで聴いていたという思い出があります。
ムグさんがこれを聴いたことがないというのが相当意外だったし、勿体ないことになるところでしたね、と思った。そういうの自分にも&音楽以外にも何かあるんだろうな。
He Loved Him Madlyはマイルスがデュークエリントンの死に捧げた曲。マイルスは無宗教だったけど、この曲は無国籍の喪という感じで、どこの文化のものだか分からない謎の音楽なのに沈痛さと厳粛さだけはやたらと伝わってくる。
「いちばん好きな食べものは何か?」と聞かれても実際にはその時の気分で食べたいものは変わるし、そもそも甘い食べものとしょっぱい食べものとで何をどう比較して結論を出していいのか分からず、仕方なく便宜的な回答としてカレーと答えるようにしている。みたいな話で「ジャズでいちばん好きなアルバムは?」と聞かれたらネフェルティティと答える。
カインドオブブルー以降どんどんジャズを抽象的にしていった結果、とうとうソロもなくなりました。みたいなアルバム。「もうアコースティックでやることなくなったわ」って感じで、これの次から電化していきます。
ビートルズのカヴァーが入っている(Black BirdとPenny Lane)アルバムだけど、ほぼIn The Name Of Loveしか聴かない。これに入っているアルバムバージョンも良いんだけど、7inchのバージョンはギターがブルースっぽいアプローチで、どちらかというとそっちの方がいなたくて好き。7inchを持っているわけではなく、YouTubeで聴くわけなのですが。
Kathyが好きで好きで、そればっかり聴いてしまう。モアシル・サントスは色んな引き出しを持っている人だと思うけど、ブラジル音楽的な爽やかさにはそんなにピンとこなくて、Kathyみたいに微量のエロさと渋さが入っている曲の方が好き。
10年前はピストルズが好きだったのに今は全然聴かなくなって、パンクバンドとしてはダムドの方が好きになった。クラッシュはあの頃と同じでオアシスとかビートルズを聴く感じで聴ける。