Bonus Track がもう全然ボーナスじゃなくて、さながら追加の罰ゲームのようですが、それ含めて最高!ってなってる僕らはホンマのアホかも…
フュージョン、オールドロック、たまにレーサーX、Mr.BIG。
先日ROVOを観に行ったらtoeのゲストボーカルでコトリンゴがステージに立っていた(と教えてもらった)。ブラックサバスのカバーをやっていた。
初めて彼らのオリジナルアルバムを聴いたら、その多芸さに驚かされた。のっけからラップを仕込んできたり、馴染みのシングル曲も新鮮な、でも元のイメージも損なわないアレンジが施してあり面白い。特に惹かれたのは「愛なき…」で、比較的ローテンポな曲なのにいきなりギターがギャンギャン鳴らされて一気に心を掴まれ、メロディも非常に良い。やっぱりシングルだけ聴いていても全容は全然掴ませてくれないな、と思った。
メンバー構成はジャズのそれだけど、音は硬質な人力ミニマルトランスナンタラ的な。2拍3連で5拍フレーズポリリズムとかグッときちゃう。
方法論というか見せ方としては昔からずっと行われてきたというか、オールドスクールなロックなのだと思うのだけれど、全然古くなくてこれが2018年のロックンロールかあ、とそのカッコよさに魅せられる一枚。アルバム単位で見ると2曲目まではイントロのようで、3曲目のTV Showから一気にエンジンがかかって来る。「愚か者たち」をはじめとしたシングル群もあまりに強力。