(invited from qeeree.)
これも長い間、思い出しては聴いてるけど、いまだによくわからない作品。カッコいい、とは思う。
イングランドの死神博士。マーティン先生。庭師、詩人、この世のものとは思えないほど美しい歌を書いて歌う自転車乗り。涙が止まらない。先生はまだ元気で生きてるけど、俺の友達いっぱい逝ってしまった。ああ、綺麗で涙が出る。
このアルバムと、それに続いたデヴィッドトゥープのコンピは、かなりよく聴いてた。多ジャンルにまたがった自分の好きな音楽をひとつのミックスにまとめてくれていて、その世界観が好きだった。なんせ、キングタビー、エイフェックスツイン、マイルス、オーネット、マイブラ、ベルベッツ、ペーターブロッツマン、サンラなどなど、と民族音楽とかフィールドレコーディングがつながっていて、ずっと欲しかったものを作ってもらった感じだった。でもこの10年かそれ以上、気がつくとあまり聴かなくなってた。
理由を考えてみる。このアルバムの世界観を自分なりの言葉にすると「音楽の構造から見た異物、割り切れない残余に大きな価値を見出す」という態度だと思う。だから、謎があり、ノイズがあり、複雑なハーモニーは最後には自然界の音に回帰する、というミックスだと自分は解釈した。でもなー、ここ何年かは、もっと割り切れる、全体の構造がクリアに見えてるもののほうが楽しいんだなあ。どうせ世界は割り切れないんなら、見事に割り切れるものを人工的に作り上げる営為は貴重だし力量も要求される。
自分が世間の流行に一時的に流されてるのか、リスナーとして少し成長した結果なのか、まだわからない。まあここに収められてる人達の音楽は、それでも好きで時々聴くことと思う。
吉祥寺に行ったのですが、微妙に時間があいてしまったので、これを聴きながら街中を散歩してみたところ、大変趣き深い感じになりました。
やっぱ最高傑作となるとこれになるわけです。猥雑でセクシーで暴力的、意外にプログレッシヴなロックンロール。新譜もう作る気ないんかなー。
夏だからナツメン。ところで新譜はいつになったら出(ここで落とし穴に落ちて死亡)
『MUTE BEATはレゲエでダブでこだまさん』とは故・松永孝義氏の名言だけれど、彼のソロはよりシンプルに、そぎ落とされた最低限のトラックの上で彼のトランペットが泣く。どれも一緒と言ってしまっても良いのだけど(怒られるか)、全部最高だからいいのです。
インディー最後期(というか昨年末のマスドレ復活対バン)で偶然見た記憶。
近いうちに下北の小さい箱じゃ見れなくなるバンドかなぁとか、絶対今年のサマソニレディへ観に行くような人なのかなぁとどこかほんのり。
PCでの事務作業のBGMに。そのアルバム名を知ってから幾星霜(言い過ぎ)、ようやく聴けたけどすばらしい。フィッシュマンズ人脈のダブポップ、の一言では片付けられない、酩酊とクールネスが同居する独特の世界観はその後のリズムキラーマシンガン名義でも無い音。ちょっと怖いぐらいきれいな音楽。
入手。全部イイけど…これが一番イイかな。「all music : the sea」って書いてあるけど、やっぱりアーティスト名は the sea? 海辺の曲、じゃなくて「the sea」が作った曲という意味のタイトル? まあ、いいですね。素晴らしい。
ドトールで4〜5を再生しながら身体を小刻みに揺らしているのが私です。
今秋、MERZBOWとWWW Xで対バンという発表があったので他にも何かあると思っていたら、KYOTO EXPERIMENTで初期4作品を上演するという報せ。京都行き即決。
ランダムなビートとメロディのループが心地よい規則性を生み出す。これ、ランニングに合うと思ってたんだ。どこまでも走れるね。でも足が痛くなったので5キロで終わり。 #running
Soft Boys, Katrina and the WavesのKimberley Rewが好きで、他で未収録の曲が入ってるこのVAを知り、なんかの拍子にとあるレコ屋で貰った(!)んですが、全編良い感じなんすよ。MRIで頭部の撮影するときに好きなCDかけて良いよと言われ、これかけてもらったら、技師さんに「何処で買えるのコレ?」と訊かれました。
遠い大陸のとある山奥で密かに暮らし、誰かに語りかける事も誰かに説法する事もなく、ひたすら絶頂について唱え続ける名もなき宗教の名も知らぬ僧侶、2016年初夏の記録
バンドなんだけど、実は一人の人間の頭の中で組み立てられた、シューゲイザー人工楽園、かも。