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ABC / Lexicon Of Love
YES祭に乗ろうと思ったら家にはトレヴァー・ホーンが関与した2枚(DRAMAと90125)しかなかったのでそのままトレヴァー制作つながりでABCを聴いている。今年1月に突如来日したので滅茶苦茶ビックリした(ビルボードライブだったのでスルーしたけど)。で、いま彼らのバイオを見返していたらキャブスいやブリープハウスいやワープレコードで有名なシェフィールドで結成されていたり前身バンドVice Versaの初ライブがワイヤー(ヒューマンリーグ説もあり)の前座だったり2ndのプロデューサーがゲイリー・ランガン(トレヴァー・ホーンと2人でZTTを立ち上げた人)だったりして思いのほか自分の好きな人たちの周辺を回遊していたのだと知った。全然聴いていなかったこともあるので初期の音源から聴いてみるか。

(追記)Vice Versaの音源がYouTubeにあがってたんだが正に自分好みのエレクトロパンクでした
Yes / Fragile
ムグさんがこれを聴いたことがないというのが相当意外だったし、勿体ないことになるところでしたね、と思った。そういうの自分にも&音楽以外にも何かあるんだろうな。
Yes / Fragile
今さらながら「ジョジョの奇妙な冒険」のアニメを観ているんですが、このアルバムの大好きな曲が自分の大好きな漫画のアニソンとなって帰ってくるっつうのはなかなか熱いものがありました。
Mock Orange / Mind Is Not Brain
疾走感あふれるエモーショナルロックから今のモックオレンジになったのはこのアルバムからだった。いい方向転換だと思う。アルバムタイトル曲の間奏部分のギターの掛け合いが気持ちいい。
Señor Coconut Y Su Conjunto / El Baile Aleman
何の予備知識もなくクラフトワークのラテンカバー集というイロモノ企画に手を出したら正体がアトム・ハートだと知って少しガッカリした(彼ならやりかねないなという意味で)。
Sandoz / Digital Lifeforms
(クリス・ワトソンを除く)キャブスの2人の作品はソロワークや別ユニットを含めなるべくフォローしている
Ry Cooder / Paris, Texas
映画を観たことがないのにサントラを聴いている、って結構ないですかね。ライ・クーダーの関わった作品は少しずつ時間をかけて聴いていきたいと思っているのにどうしてもこれの次に進むことが出来ない。この一枚が豊穣なのでずっとこれを噛みしめたいと思ってしまうのだ。
Minilogue / Blomma
今年1月にKORGの新作アナログポリシンセminilogueが発売されるまで存在すら知らなかったのだが開発陣へのインタビューで、このユニットから名称の使用許諾を取ってネーミングしたという話を読んで聴いてみた。ジャムセッションによってトラックをまとめているのか長尺が多い。風が緩やかに流れるように曲が進行していくので広大な公園の原っぱでレジャーシートを広げて寝そべりながらこれをBluetoothスピーカーで流してみたい。
Miles Davis / Nefertiti
「いちばん好きな食べものは何か?」と聞かれても実際にはその時の気分で食べたいものは変わるし、そもそも甘い食べものとしょっぱい食べものとで何をどう比較して結論を出していいのか分からず、仕方なく便宜的な回答としてカレーと答えるようにしている。みたいな話で「ジャズでいちばん好きなアルバムは?」と聞かれたらネフェルティティと答える。

カインドオブブルー以降どんどんジャズを抽象的にしていった結果、とうとうソロもなくなりました。みたいなアルバム。「もうアコースティックでやることなくなったわ」って感じで、これの次から電化していきます。
Kenny Rankin / Silver Morning [Bonus Track]
ビートルズのカヴァーが入っている(Black BirdとPenny Lane)アルバムだけど、ほぼIn The Name Of Loveしか聴かない。これに入っているアルバムバージョンも良いんだけど、7inchのバージョンはギターがブルースっぽいアプローチで、どちらかというとそっちの方がいなたくて好き。7inchを持っているわけではなく、YouTubeで聴くわけなのですが。
Moacir Santos / Saudade
Kathyが好きで好きで、そればっかり聴いてしまう。モアシル・サントスは色んな引き出しを持っている人だと思うけど、ブラジル音楽的な爽やかさにはそんなにピンとこなくて、Kathyみたいに微量のエロさと渋さが入っている曲の方が好き。
CONVEX LEVEL / New Moon 1st Contact
What's going onをライブで初めて聴いたのが2008年1月のアースダム企画で、全開のハンマービートに胸が熱くなったのを覚えている。その1年後にフルレンスアルバムが発表されるなんて思いもよらなかった。
Kraftwerk / Autobahn
ボックス盤に入ったリマスタ盤を聴いているのでジャケットはこちらが正解なんだけどLP発表時のジャケットがやっぱりいいな
The Damned / Damned Damned Damned
10年前はピストルズが好きだったのに今は全然聴かなくなって、パンクバンドとしてはダムドの方が好きになった。クラッシュはあの頃と同じでオアシスとかビートルズを聴く感じで聴ける。
The Damned / Damned Damned Damned
2007年に発売された30th Anniversary Expanded Editionっていうリマスタ盤を聴いてるんだけど自分が初めて聴いたStiffから1986年に発売されたMusic For Pleasureとのカップリングの頃と全然音のショボさが変わってなくて逆の意味で凄い。ニック・ロウだろうがニック・メイスンだろうが彼らの持ち味を引き出していたかというとそんなことはない気がする。個人的にダムドが面白くなるのはマシンガンエチケットの頃からで、それはひょっとするとブライアン・ジェームスよりキャプテンのソングライティングのほうが性に合ってるってことなのだろう。
Electro Hippies / The Only Good Punk
Concrete SoxとかHeresyと同時期に活動していたハードコアトリオ。Peacevilleから発売されたスタジオ盤LPとライブアルバムを1枚のCDにまとめた盤。LPのタイトルが"The Only Good Punk... ...Is A Dead One"だったのになんで後半カットしちゃったのかなあ。
COALTAR OF THE DEEPERS / Sinking Slowly
プリンスがシンディ・ローパーの"She's so unusual"に曲を提供していたのを思い出し図書館で借りて聴いていたらなんとこのシングルに収録されている"When You Were Mine"で、ディーパーズがやっていたのがカバーだったということに今更気づいてしまった。同名異曲だと思ってた。あとでプリンスの原曲も聴く。
Gang Of Four / Solid Gold
B級パンクそのまんまのファーストから突然変異に成功したといえるセカンド。当時のギタリストではキースレヴィンかアンディ・ギルかといった感じで(当人たちはそれほど意識してなかったろうけど)競い合うようにギターの可能性を拡げていったと思う。ウェザオールがMBVのリミックスにWhat We All Wantのイントロを露骨にサンプリングしていたな。ドキュメンタリー「Urgh! A Music War」のサントラに収録されている"He'd send in the army"ライブ演奏がすごくかっこいいんでそちらも参照されたし。

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