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Ike Yard / Ike Yard (A Second) [EP]
1979年にNYで結成されたというプロフィールからNO WAVE / NO NEW YORK的なものを想像していたらジャーマンNWな世界が広がっていた。これはツボだ。
Moonshake / First
数年前にシューゲマニア(?)の友人に教えてもらって以来自分にとってシューゲとはこのEPでありクリエイションといえばこのEPであるって位最高のシューゲEP。バンドはその後あろうことかシューゲ成分ほぼゼロの妙にアートロックな方向性に大転換をキメてしまい何も知らずにCD買ってしまった自分は「これはこれで良いよね」なんて上手い具合にもいかずにめっちゃモヤモヤさせられてしまうのであった。 https://www.youtube.com/watch?v=Zk31KexGM2U
Chima / そらのね
素朴なSSW、にしては牙を隠しているというか、柔らかくて穏やかな言葉の中にはっとさせられる表現を叩き込んでくる不思議なひと。トラックはシンプルながらこの頃からギター・フレーズの独特さが目立つ。「バラバラの島達」名曲だなー。
A-bee / Sound Terrarium
本日のトレーニングソングはこちらだったんでした。
やっぱりこういう方のが捗るんだなーという、そんなmixが成されている一枚。
しかしほんとこうポップな曲作れてて凄いなーとなります。
Max Tundra / Parallax Error Beheads You
余裕であと百年は聴き続けられる位の耐用性を誇る面白感動エクスペポップミュージック一大傑作なのは百も承知なのですがおっさんそろそろ新作出してくれ。
芸能山城組 / Symphonic Suite AKIRA
吉祥寺に行ったのですが、微妙に時間があいてしまったので、これを聴きながら街中を散歩してみたところ、大変趣き深い感じになりました。
DMBQ / Jinni
やっぱ最高傑作となるとこれになるわけです。猥雑でセクシーで暴力的、意外にプログレッシヴなロックンロール。新譜もう作る気ないんかなー。
Yves De Mey / Counting Triggers
Frissonがリリースされた年に知ってとにかくそればかり聴いていた時期がある。DAWで完結させないところに(自分勝手な)共時性を感じていたのだけどしばらくしてライブを観たらMacBookメインのシステムだった。もう少しフォローし続けたい人ではある。
Scala / Compass Heart
そうかseefeelがいったん解散したときってマーク・クリフォード&The Other Threeに分裂していたのかというくらいWARP在籍時のseefeelと違う。あとレーベルがTouchだった。
Cabaret Voltaire / Drinking Gasoline
好きとはいうものの後追いで聴き始めたので楽曲のスタイルが変化したタイミングとか動機を知らない。クリス・ワトソンが脱退してリチャードが作曲のイニシアチブをとったのがそれなのかもしれないけど。

もうひとつは妄想。キャブスは宅録の延長みたいな音質の作品が多い。作業を自分たちのスタジオWesternWorksでやっていたからなのかなとも思うが、西ドイツに渡ってコニー・プランクと作業したりする機会がなかったのが少し意外だったりする。あと、この時期にニュー・オーダーみたいにニューヨークでアーサー・ベイカーとやったら80年代の打ち込み音楽はまた違った風景を見せていたかもしれないと想像する。想像だけ。

後になってマーシャル・ジェファーソンと一緒にハウスやったりしたけどそれはハウスが認知されて以降の話で後の祭りな感じがする。
DMBQ / Dynamite Masters Blues Quartet
ひ ど い。胡散臭いバンドだとは思ってたけど初期はもっと馬鹿丸出しな感じで。後にHysteric Glamourとコラボするバンドとはとても思えない。
Cabaret Voltaire / Eight Crepuscule Tracks
単調なリズムにインチキなカッティングとよくわからないノリのベース、チープなシンセ、フリーキーといえば聞こえのよいだけのサックスやラジオナレーションのコラージュが絡み往年のダブマスターの上っ面を舐めたような残響処理で仕上がるのがキャブスの魅力だと思っていたし今もそう思う。フェイクは続けていくうちに次のマスターピースになりうるのだと教わってしまったが故に未だ純音楽的なものに対する耐性がないのと愉しみ方を知らない。
Barbee Boys / JUST TWO OF US
悲しいときはこれの1曲めを聴きたくなる。みんなきちんと寿命を全うして欲しいです。
Gastr Del Sol / Camoufleur
このアルバムね、ワインとかビールとか蒸留酒の類いよりも日本酒に合います。
OBLIVION DUST / OBLIVION DUST
ホントこういう界隈の音楽が好きなんだなぁとなる一枚。
そして辛い時に聞くと凄い沁みる良さ。
Perfume / Perfume Global Compilation "LOVE THE WORLD"
午前中根つめて作った資料を各署に撒いて午後に滑り込んだセミナーが期待をはるかに下回るクソぶりで終了次第また自社に戻り午前の資料の意見回収まで済ませたところで撤収。夏風邪ひいてなければ飲みに行ったのに真っ直ぐ帰るこんな日に最適なPerfume。ああやっぱり最高だ。シン・ゴジラが最高と思えるように素晴らしい。明日は『君の名は。』観に行こう。

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