歌とエレクトリックピアノがコーヒーと甘いお菓子のように感じれる珠玉の歌ものアルバムです。8トラックMTRで自宅の押入れで録ったってのもすごい。
80年代以降のジャーマンエレクロニクスを代表するMoriz von OswaldとNils Peter Molvaerなるトランペッターとの共作。電子音の抑制された、絶妙な間とミュート音との相性がすこぶる良い。
アメリカンクラーヴェが超好きなのですが、レコード屋によって置いてある棚がジャズだったりラテンだったりソウルだったりするので探すのが面倒くさい。キップハンラハンて音楽理論とか全然知らない人らしくて、そんな人がどうやってこんなの作ってるんだかサッパリ分からないのですが、言われてみれば音楽を聴いているというよりは映画を観ているような気分にさせられる作品ばかりかも知れない。別に映画監督ってわけでもないんだけど。
ユシーダおすすめの7と8がほんとうにオススメだった。ロックばかり聴いてきた人間にとってヒップホップは新鮮に聴こえる。食わず嫌いだっただけだ。
オマエガダイキライダを聴くと湧く活力について考えること20年余。日本のロックリスナーに何故これが受け入れられなかったのか未だに答えが出せない。
関口シンゴくんという若手のフュージョンギタリストのソロプロジェクトなんだそうです。がんがん弾きまくるかんじではなく、シンプルで心地よいフレーズを淡々と弾いてるのが良いです。
で、いま自分がヒップホップを聴かない人に勧める盤は「何も知らない人にチャリツナの声を聴かせるのが楽しいから」という理由でこれになっている。チャリツナは多分、前世が戦車。
1曲目の1発目とブレイクの呟きが超好き。最初に聴いたあぶらだこの音源がこれっていうのはコアなファンから怒られそうな気もする。でも超好き。
ルーツで一番好きなやつ。Phrenologyに比べるとこっちの方が音に揺らぎがあってバンドっぽい。
最初から聴いていくと1曲目と2曲目はゆらゆらして輪郭がぼやけている感じ、3曲目にラップが乗った瞬間いきなりキレが出て、そこが超格好良い。その瞬間が楽しみでいつも1曲目から聴く。
八曲目の(Cat 00897-Aa1)がほんと好き。
ムグさんと全く同じでAirbagとParanoid Androidばかり聴いてしまう。Airbagの最初のギター1音が不吉でしょうがない。
「ヒップホップ何から聴いたらいいのか問題」に対する回答として、当時ロックばかり聴いていた自分に友達が当てがってきたのがこのアルバムだったんだけど、果たして正解だったのだろうか。確かにルーツはバンドだけど、ドラムもベースもサンプラーで組んだみたいにかっちりしてるし、普通にMC+DJの音源を聴くのとそんなに変わらなかった気がする。
それはそれとしてこのアルバムは大好き。ルーツの中ではかなり実験的な方に振り切っていると思うし、彼らなりにロック的なアプローチをしたアルバムだと何かのインタビューで読んだ。2曲目はルーツなりのWe Will Rock Youなんだとか。おすすめは7と8と10。