Reviews :: headphones (4162)

Idea Of A Joke / idea of a joke
7月1日付で異動になったサラリーマンが残務の完遂と引き継ぎに一ヶ月半も与えられるなんてキレの悪いことこの上ない。とはいえお上の決めた事に逆らえないサラリーマン。逆らうならそれを覆して余りある成果なり業績の目論見を立てて説得しなければならない。そんな事に時間を費やすならはじめから新しい部署で成果を上げていくほうが効率がいい。駅から事業所までの間にあるまいばすけっとでバーボンの小瓶を一本買う。新しい職場に入る前、気付けにあおって
勢いよく扉を開け叫ぶ言葉は「メンフィス!」
相対性理論 / 天声ジングル
今までで一番自由で自然体なアルバムのように聴こえる。肩の力が抜けた、というよりも、今までが背負い過ぎだったというか、作られた感あり過ぎだったというか。元々こういうバンドだったのかもしれないな、なんて思ったりなんかして。だからなのかどこをとっても適度に心地が良くて。心地良い声、心地良いギター、心地良いメロディ、心地良いリズム。心地良い切なさ、心地良い愛しさ、心地良い喪失感。そして最後の最後に残される、心地良い、謎。繰り返し聴きたくなるこの心地良さは過去作に顕著だった所謂中毒性と呼ばれるものとはきっと無縁なものなのだろう。というかそうであってほしい。今日の昼間に初めて聴いて、只今4回目のリピート中。これからもたくさん聴き続けていく事になるのでしょう、きっと。ところで彼らの作品中一番好きで一番良く聴いたものは今でもダントツで『ハイファイ新書』なのだけれど(渋谷慶一郎との『アワーミュージック』は除く。あれは自分の中ではそういうのとは別モノって感じがする)、このアルバムを聴き続けてこの心地良さに慣れ親しんでいくうちに、それすらもあざと過ぎると感じるようになってしまい、そのまま聴けなくなってしまうかもしれない。そうか、そんな更新の方法もあったりするのか・・・。たまにはそういうのも悪くない、のかもしれない。NEW WORLD、か・・・。相対性理論、好きといえば好きなんだけどそこまで大好きかといえばそうでもないんですけど。何なんでしょうね、この感じは。それにしても涼しげなアルバムですよね。今の季節冷房効かせた部屋で聴くのにピッタリ。今年初めてクーラーつけて聴いてたからそう感じるってだけなんでしょうけど。
Michelle Branch / Hotel Paper
実は大好きすぎるレベルであるMichelle Branch。
いつしかtwitterで流行ってた#私を構成する9枚 のうちの1枚として挙げたアルバム。
今聴いても特にEmpty Handedがじわじわとくるのはそういう事なのかしら。
lynch. / ETERNITY
ここ近年愛聴してる数少ないバンドの1つであるlynch.の昨年出したシングル。
タイトル曲やリレコーディングした曲に持ってかれがちですが(勿論いい曲なんだけど)、個人的には悠介氏が作曲したVARIENTが一番お勧めしたいです。
曲としては凄いシンプルなんですが、どこかかつて名古屋系として第一線にいたROUAGEやLaputaの思い出させるものです。

あと2014年から彼らのドラムテックは実はBACK DROP BOMBの有松氏でして、その影響でドラムの音が本当にクリアなのに重みが加わり格段に良くなりました。
今回聞いてるVARIENTがその点が凄い露骨に分かる曲でもあるのでその辺を気にして聞いてみても面白いかも。
T.M.Revolution / HIGH PRESSURE
気温に身体が追いついていないので、この曲を聴いて「カラダが夏になる」と念じることでイメトレになるかな、という、その………(?
J / RED ROOM
LUNA SEAで唯一と言ってもいい程ちゃんとソロを追ってるメンバーことJ氏の12年前のアルバム。
この頃の音の荒さとボーカルのバランスが凄い好きです。
最後のAX 5daysの時にDeath Valleyやった時場の空気がとてつもなく変わったのがとても印象的でした。

今年もなんだかんだ彼の愉快なイベントに足を運ぶ事になり楽しみです。
スーパーカー / HIGHVISION
今現在の音楽と接するスタイルを作ったきっかけを作ったバンドのうちの1つことSUPERCAR。
この曲、2年前のナカコー氏のソロで聞いた時に昔と変わらなかったなぁと思いました。
あと彼らの解散からのラストインタビューのお陰でとてもドライに且つ一線留めてバンドを見るようになったと言っても過言ではないです。
本当にあれはいい経験でした。
High Rise / High Rise II
アイロンがけが終わったので散歩がてらレモンサワー飲んでくる。
THE MAD CAPSULE MARKETS / Digidog Headlock
あっつ!あっつ!となってる時に聞きたくなるのがこれ。
今年もこの曲が似合う季節やってきました。

復活が望まれているバンドの一つに挙げられてますが、まぁ確実に無いだろうなぁと分かってしまうのが彼らの憎いところ。
Arthur Russell / Calling Out Of Context
大好きなのは確か。でもやっぱりわけわかんないや。
光GENJI / ガラスの十代
当時母上がカーステでかけていたこの曲が気に入りすぎて大人になってから配信で買ったのが私です。
Nujabes / Modal Soul
shing02とのだとこれが好き。
Nujabesも聞いてて一発で分かる人なのでそれが今更ながら凄いよなぁと改めて思います。
BUMP OF CHICKEN / THE LIVING DEAD
THE 世代ど真ん中。気分的に下がり気味の時にもよく聴き(効き)ます。
hal / blue
プロトタイプZAZEN BOYS(向井さん+54-71)による「6階の少女」は個人的アンセム。
Bastro / Sing The Troubled Beast
学生のころ、解散したビッグブラックの幻影を追い求めていた時代があって、活動中のバストロはドラムマシンを使った2人組時代しかちゃんと聴いていなかった。というのも、このアルバムの頃からドラマーが加入したから。バストロは後に解散してメンバーはそれぞれガスター・デル・ソルとトータスを始める事になるわけだが、随分贅沢な面々だなと今更思う。そして解散してから25年経ってこのアルバムを聴いて、あぁ、食わず嫌いは本当にダメだなと後悔するのだ。

追記:1stとこのアルバムの間にDiablo Guapo(1989年)があって、ジョン・マッケンタイアがドラマーとして加入したのはそっちからでしたね。記憶違い。
on button down / Nordic Forest
on button downが聴きたくなったのでon button downのTシャツ着てon button downの最高のアルバム聴いてる。これもまた、夏。

loading