Reviews :: headphones (4162)

坂本龍一 / Beauty
なんだろうな。ほぼ同時期にリリースされたomni sight seeingにおける細野晴臣のワールドミュージック(死語)へのアプローチは割と共感するのだけど坂本龍一のそれには何か引っかかるものがある。彼自身の中から湧く旋律に心動かされるのは確かなのだが。
Stevie Wonder / Innervisions
どれもかっこいいねんけど1曲めのドラムが聴きたかったんだわ。バタバタバタバタカンカンカンカン。
Neu! / Neu!
ハロガロからチャチャ2000に雪崩れ込む
Esperanza Spalding / Emily's D+Evolution
テクニックとメロディがなんか丁度よいからついつい聴いてしまう。
堀田ダチオ / すべては気持ちから
久々に聴いてるけどめちゃくちゃ良い。ライブしに東京きてくれへんかな。
Miles Davis / Get Up With It
New Wave/Alternative Music(オルタナティヴロックではない)を多感な高校生の頃に遅れて聴き始めたのが災いしてロックに必要なのはテクニックではなくパクりでないオリジナルな発想だという大きな誤解をしたまま大人になってしまったこともあり、社会人になってからようやくまともに聴いた電化マイルスの第一印象は

On the corner→ポップグループの源流のひとつ
Get up with it→ディスヒートのファースト
In a silent way→ノイ!やワイヤー(DRILL)

という短絡なもので、実はいまだにBitches Brewは何が何だかわかってない。

近藤等則がエレクトリックでやろうとしていたのがまさに電化マイルスだったというのも納得だったり。

とりとめもない文面になってしまうのはHe loved him madlyが不穏かつ悲痛な空気を湛えたまま何処からともなくやってきて何処かわからないところへ消え去っていくのと無関係ではない気がする。
Shai Maestro Trio / The Road To Ithaca
GPMのオススメに出てきたピアノトリオのジャズ。メロディがカッチリしていてインタープレイはそこまで多くないから聴きやすい。
Miles Davis / In A Silent Way
電化としてはこれが初めてだったんでしたっけ。アグレッシブさ加減を堪能したい時は断然フィルモアを聴くんだけどプロセスミュージックという概念を強く意識させてくれるこのアルバムが実は一番好きだったりする。好き勝手なこというとクラウス・ディンガーは影響受けてると思う。本人に訊ねた事ないから知らないけど。
Swans / Love Will Tear Us Apart (Single)
何年か、冒険することもなくひたすら基本に忠実にトルティーリャ(スペイン風ポテトオムレツ)作ってきたんですが、最近になってようやく彼是具材で遊ぶようになってきました。今日の弁当に入れてたのはタコと黒オリーブ入り。なかなか乙な仕上がり。SWANSがヘヴィーネスを脱いで"Love Will Tear Us Apart"のカバーした時みたいな感じですかね。そしてまた基本へ帰ります。
Miles Davis / On The Corner
マイルスが吹きっぱなしでないのにこの存在感
Gaji / Ten To Ten Past Ten
Sliceというキーワードにより想起される自分の頭が薄く切り取られる様子
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT / Chicken Zombies
山下達郎さんのラジオでバードメンがかかったと聞いて。
Phew / FIVE FINGER DISCOUNT~万引き
早朝、冷えた店ではな垂らしながらポトフ食ってて、ふとCDの棚見るとコレ。リリース当時ほんとによく繰り返し聴いてた1枚。心斎橋にあった旧クアトロでのレコ発にも行った。ライヴ前に時間があったから、連れ合いと○☓の近所にあるバルに入って赤ワインを飲んだことを思い出す。出来たてだからと勧められたキノコのパエリアの味まで鮮明に。そういえば実物のPHEWを観たのはその時が最初だった。BIKKEさんのギター、とても印象的だったなあ。雪の中歩きつつ再生。寂しいとか悲しいとか嬉しいとか、分かりやすい感情の分かりやすい分かれ目の奥にある「少し怖いもの」がググっと地すべりのように動く音楽。PHEWの音楽はいつもどれもそうだけれど。
Stevie Wonder / Talking Book
super stitionを聴いてスティービーワンダーちゃんと聴こうと思った次第です
The Residents / Meet The Residents
うずら卵をひき肉の種で包んだものにフライ衣つけて「スコッチエッグ」という商品名の冷食で売ってるんですけどね。これもうすでにオリジナルというかなんというか。昨夜オランダ人に「これなんや」と聞かれて「うー、えーとPesudo Scotch Egg」と答えたんすけど、なんか可笑しいすね。何故かつなぎに蓮根使ってたりして味は悪く無いです。例によって残りを弁当に入れて、パカっと割った瞬間レジデンツが頭の中に流れました。単純やなしかし。

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