不安と四面楚歌感と怒りで満ちつつあるこの世の中に、クランアイリーンは良く合いますね。
iPhoneに選曲を任せていた(=ランダム再生)らENOLAが流れてきて「今!?このご時世に!?!?」と思ってしまいました。
KKからのリリースなのでモロEBM(EDMじゃないよ)を想像すると全く違う反応が返ってくる。そりゃAtom Heartだもん。
Cloudlessのアルペジオが沁みる。まだ頑張れる。
DOTAMAさん降臨による観音坂さんのソロ曲、最高だな……
クランアイリーンを爆音で聴きながらミルクレープを食べながら紅茶を飲みながらの小休止。
ヘヴィで壮大なんだけれど、ううむ…、でもティムの歌声とギターが聴ければ満足です。
『クリムゾンの攻撃性をサイバーにしたらもっとカッコよくね!?』を1979年というタイミングで提示して見せたこのセンスは本当に凄い。クリムゾン、フリップのフォロワーなのは間違いないけれど、一方で電子音や鍵盤の多用によってそういった音楽とはまったく違う緊張感があり、大変かっこいいです。
Smell The Coil終電。無事帰宅できますように。
うるさい音と歌の入った音楽がちょっと無理になってきて、でもロックフォーマットでギターなものを聴きたくて、とりあえずこれを小さい音で流しながら通勤している。生産性のない日々。早いところどうにかしたい。
制作時期が近いのとプロデューサーがBruce Gilbert, Gareth Jones, John Fryer, Paul Kendallと当時のミュートを支えた人たちだけあってWireの"A Bell Is A Cup... Until It Is Struck"と表裏一体的なアルバムだと思う。たぶんこれにHe saidの"Take Care"があれば80年代後半のミュートの裏街道(?)がわかるのではないか(もちろん表はデペッシュ)。
Weld(1991年発表の轟音ライブ)のオープニング、エンディング、残響、キメて盛り上がる部分だけを編集してとても格好よい轟音と歓声だけの作品になってしまったArc。時代はジャンクバンド人気からゲフィンその他メジャーレーベルがグランジ/オルタナ(書いていて恥ずかしい)を仕立て上げた頃。サーストン・ムーアやJ(マスシス)、カート・コバーンがロックスターになりつつあった。(もともとリスペクトはされていた)ニール・ヤングはこれを出す事で彼らに「このおじさんには敵わないや」と言わしめたに違いない。Weldツアーはソニック・ユースもサポートしていた気がする。ロックの渋みとか辛味とかコクとか一番美味しいところが凝縮されているアルバム。俺は常々ソルマニアやマゾンナを「ロックの残滓(でも最後に残った一番美味しい部分)」と思い込んでいるのだけどArcもまさにそんなところだと思う。ニール・ヤングが歌うのは"ライク・ア・ハリケーン"や"ラブ・アンド・オンリー・ラブ"のほんの一節だけ。あとはドカドカドカドカギュイーンドドーンドドドドドドという感じ。これは本当にアガる。曲も聴きたい人はWeldとセットの2枚組もあるのでそちらもおすすめ。
この世界情勢の中に居ながら爆音で聴くDCPRGは最高だなあ!!!!!(笑えない)