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Snot / Get Some
一聴して「あ、いいっすね」と思った時のそのままの気分で今の今まで20年近くずっと聴けている。強烈な中毒性があるわけではないし「噛めば噛むほど味が出る」という感じでもない。要するに「飽きない」ってことなのだと思う。これを1年に一度も再生せずに暮れていく年というは死ぬまで訪れないのではないか。知らないけど。

シンプルなことをやっているのに意外と似ているバンドが思いつかない。通知表で言うと「オール4」みたいな感じ。誰が聴いても良いと言うけど、この世でいちばん好きなバンドはsnotですという人はあまりいない。みたいな。でも聴いちゃう。何度も。
Scritti Politti / Cupid & Psyche 85
リリース当時わたくしは7歳だったんですが、8つ上の兄が居間でこのレコードをかけていて、音楽の心地良さを初めて知ったのを鮮明に覚えています。死んだら棺桶に入れてくださいぜひ。
Flesh For Lulu / Blue Sisters Swing
Three JohnsのDeath of the Europeanの12インチと同じ日に買ったミニアルバム。めちゃくちゃよく聞いた。デスシャルカムというフレーズがしばしば脳裏をよぎるのはこれのせい。
Ben Watt / North Marine Drive
季節限定モノですな。そういえば新譜がまた出たような
YBO2 / Alienation
This Heatはこの方々に教えて貰ったようなものです、はい。そんな世代。
This Heat / Cold Storage
結構古くからカセットテープで出回っていたブート。後にCDでも。初めて聴いたHealth and Efficiencyが物凄くカッコよくて感動してるのに曲の途中でフェイドアウトしておりモヤモヤも募る
Various Artists / Whore: Various Artists Play Wire
ワイヤーのカバー集。これも良い面々。ゴッドフレッシュやリー・ラナルド、MBV、ラッシュ、ファッジ・トンネルなど各自持ち味を活かしたカバーを収録。PiL〜ministryのMartin Atkinsがspasm名義で最高に気味の悪い12XUを聴かせてくれる。ワイヤーは愛されてるな
Various Artists / The Bridge: A Tribute To Neil Young [Bonus Tracks]
ニック・ケイヴ、ソニック・ユースとダイナソーJr.が参加しているからと聴いたら名カバー揃いで色々聴くバンドが広がっていった。ニール・ヤング入門としても最適
Saint Etienne / Foxbase Alpha
ニール・ヤングのカバーだけを何回も繰り返し聴いて他の曲をほとんど覚えてない
Killing Joke / what's THIS for...!
ジャケの不気味さ。邦盤タイトルは『リーダーにつづけ!』

ちなみに1st は『黒色革命』
Killing Joke / Killing Joke
高校生の時に地元の図書館で借りた。いわゆるメタリックな歪みとリフなのにヘヴィメタルと全く違う印象を受けた。大学に入って最初にスラッシュメタル好きと仲良くなったきっかけはメタリカがカバーしたこのアルバム収録のthe waitだったりする。一方ミニストリーやNINの先駆者みたいな書かれ方は少し違う気もする
Korn / Life Is Peachy
twistは癒される、twistにしか癒せない傷が人にはある、twistは風呂、ハワイ、twistは動物の赤ちゃんの写真、おかゆ。

Good Godという伏兵もいる。
Rage Against The Machine / Evil Empire
このアルバムが出たばかりの頃、友達が「ハードコアを語るのはこのバンドを聴いてからにしろ」みたいなことを言っていた。まだミクスチャーという言葉が定着していなかった。

よく松本人志さんが「ソースのかけ方で一度も笑わされたことがない、ソースをかけているのにソースをかけてどないすんねん」みたいなことを言うけど、トムモレロのギターも「ギターを弾いてるのにギターを弾いてどないすんねん」的なギターなのであって、自分はそういうところにとても「ですよね」と感じる。

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